こんばんは、夜明(よあ)です。
先日ネットフリックスで『閃光のハサウェイ』を試聴したのですが、ヒロインの唇の描写が印象的でハッとさせられました。
思えば、ルパン三世の峰不二子ちゃんだっていつの時代もぷるぷるな唇で魔性を発揮しています。
うるっとした唇はヒロインの象徴と言っても過言ではない!
それもそのはず、ロート製薬株式会社が全国の20~50代の女性600名を対象に実施した「唇と印象に関する調査」によると、色付きリップをつけている人はつけていない人に比べて4歳も若く見えるのだとか!
今回は最近お気に入りの薄膜でセンシュアルな色気を纏えるリップスティックを紹介したいと思います。
フランス女性は口紅をつける
学生の頃、フランス・パリを旅行したことがあります。
街のメトロを利用して思ったのが、圧倒的に口紅をつけている人が多いということ!
当時の私は切長で奥二重の瞼にコンプレックスを感じて目許を盛りがち。カルチャーショックな出来事でした。
ハッと目に入るような魅力を持つ人はみんな、自分に似合う色の口紅を当然のようにつけていたのです。
慌てて、手持ちの口紅の中から最も自分に似合うと思っている
レブロン スーパーラストラスリップ 999 Love is on(廃盤)
を唇にひいたのを覚えています。
(前略)実はもうひとり別のフランス人がいて、彼女にも口紅をプレゼントしました。そうしたら、それぞれが「私はこの色ね、あなたはその色が似合うわ」と言い合いました。
引用元:吉川康雄(2015)『生まれつき美人に見せる』ダイヤモンド社(P. 34)
「私もその色にしようかしら」とは決して言いません。それぞれに似合う色を知っていて、他人を特に羨ましがらない。
吉川康雄さんの著書でも、似たようなことが記されていて驚きました。
我ながら「フランス人」というのはあまりに雑なラベリングだと思いつつも、パリでの衝撃は未だ忘れられません。
魅力を演出するのは唇
冒頭で述べた通り、ルパン三世の峰不二子ちゃんはいつでもぷるぷるな唇をしていますし、セーラームーンの変身シーンではリップがうるりと艶めきます。
表現として唇がチャームポイントであると広く認識されていることは一目瞭然ですよね。
魅力を生み出すのは瞳であり、唇でもあるということを忘れてはなりません。
薄膜リップで、さも「生まれつき美人」
何年前のことでしょう?
その敬愛する吉川康雄さんがクリエイティブディレクターを務めるコスメブランドCHICCAが突然のブランド終了を迎えたのは。
(今調べたところ、2020年3月のことでした。)
それから時は経ち、時代はマスクメイクが主流に。
2021年4月 吉川さんの新しいコスメブランドunmix(アンミックス)は時代に抗うかのように、リップスティックを最初のプロダクトとしてスタートしました。
こちらは私が所持しているunmixのリップスティック2色です。
- UNMIX モイスチャーリップスティック グロウ レッドローズ(左)
- UNMIX モイスチャーリップスティック グロウ フィグ(右)
unmixからは毎月新しいカラーのプロダクトが発売されていますが、私は「自分に似合う」と感じたもののみ購入しています。
ご覧の通り、薄膜!
重ねて塗ってもほんのり発色が強くなる程度。
艶も不自然でない、生まれつきの潤った唇のようなしっとりとしたものです。
レッドローズはまさに血の色。お風呂上がりの上気した唇を再現できます。
ベースメイクをラフに整えてマスクをする。その内側の唇はお風呂上がりの無防備さ。
このアンバランスさが却ってセンシュアルな色気を生むと思いませんか?
フィグは多色ラメがちらちらと輝くブラウンがかったお洒落色です。
個人的にパーソナルカラーがクールウインターということで極端に黄味に弱いため、ブラウンカラーのリップは避けてきた節がありました。
しかしこの薄づきなら「生まれつきこの唇なの」と言い張れる絶妙さ。
くすみや色素沈着はお人形にはないものですから、その人の深みと色香を示してくれるものだと思います。
(例えば年を重ねてシワシワになったロックバンドのメンバーたち、めちゃくちゃ色気ないですか?)
無垢な唇は目許を引き立てる
コロナ時代のマスクメイク。もちろんマスクから見える部分(主に目許)のメイクが主役です。
だからと言って他の部分で気を抜くとなんだかチグハグな印象になってしまいます。
以前ご紹介した薄膜ヴェールなベースメイクと生まれつきっぽくて無垢に色っぽい薄膜リップ。
合わせて全体を整えて、魅力的な目許を引き立ててみませんか?
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