こんばんは、夜明(よあ)です。
梅雨→夏→台風 と湿気に悩まされる季節が続いていますよね。
湿気といえば、悩まされるのが髪。
私は猫っ毛で広がりやすい髪質のため、子どもの頃はこの季節が毎年憂鬱でした。
アイロンで伸ばしても学校に到着する頃には全て無に帰している。絶望。
そんな私ですが、今では自分に合うヘアケアやアイテムを選ぶことで、髪の悩みが軽減しました。
今回は艶髪を維持するために私が5年以上愛用しているアイテムをご紹介しますね。
上野十三や つげ櫛
最近は金メッキのコームが流行っているようにお見受けしますが、私個人としては、なんだかんだでつげ櫛が1番かなと思います。見た目には地味なのですけれどね。
私が愛用しているのは、元文元年(1736年)創業「上野十三や櫛店」のつげ櫛です。
※京都にも同一の屋号のお店があるようですが、直接の関係はないようです。
江戸時代、時の将軍は徳川吉宗の時代から代々続いている老舗で、こちらの商品は職人さんの手仕事で作られています。
20歳の誕生日プレゼントのリクエストを求められた際、「つげ櫛が欲しい!」と屈託なく告げた私のために友人が見立ててくれた宝物です。
お手入れ方法
宝物と言いつつ、最近お手入れをサボっていました……
ちょうど良い機会なので、つげ櫛のお手入れの一部始終をご紹介したいと思います。
多分、みなさんがつげ櫛を使うのに躊躇するのは、お手入れが大変そうだからではないかなと思うのです。
実際はズボラな私でも、無理なく使い続けることができるくらい簡単!
少しでもご参考になれば良いなと思います。
ブラシで汚れを掻き出す
まずは歯ブラシで、櫛の目に溜まった汚れを掻き出します。
使用するのは市販の歯ブラシでOKです。
柘植は硬い木材ですので、傷には過敏にならなくて良いかなと思います。
これは私の個人的なこだわりになりますが、柔らかめの歯ブラシの方が毛が細いので、隅々まで行き届くかなという意図で柔らかめの歯ブラシを使用しています。
椿油を塗る
続いて、椿油を塗り込みます。
油で汚れが浮いてくることもありますので、最初のうちは、引き続き歯ブラシを活用して汚れを掻き出す作業が続きます。
ある程度汚れが落ち切ったら、コットンや柔らかい布に椿油を染み込ませて、コーティングするように櫛全体に椿油を塗ります。
使用しているのは言わずと知れた、大島椿の椿油。
十三やさんでも、櫛を作る過程で使用されているとのこと。
最寄りのドラッグストアで手に入るのがありがたい限りです……!
余談ですが、大島椿さんの艶々になるヘアスプレーも最高なので、みなさんぜひ使ってください……!
この季節にはぴったりの、髪の毛を紫外線ダメージから守ってくれる優れものです。
椿油に1日〜1週間漬ける
日常的にお手入れができていれば不要なのですが、私の場合3ヶ月〜半年お手入れをサボってしまうことも……
そんな時には、ジップロックに櫛とひたひたになるほどの椿油を入れて漬け込みます。
1日から、最長1週間ほど漬け込む時もあります。
余計な油分を拭き取る
漬け込み期間が終了したら、余計な油分を拭き取ります。
油分を残したままにしておくと、汚れの付着にもつながりますし、酸化しにくい椿油とはいえ劣化は避けられません。
しっかりと陰干しする
柘植は天然物ですから、しっかりと陰干しで乾かします。
陰干しが甘くてカビてしまったという話も聞きますので、要注意です。
お手入れ完了
これにてお手入れ完了です!
使うたびに、柘植に染み込んだ椿油がしっとりとした艶髪に導いてくれます。
工程が多いように感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、ほとんど放置しているだけで特別な技術は必要ないので不安に思わないでくださいね。
美容師さんに聞いた、高コスパな櫛
十三やさんのつげ櫛は、残念ながらオンラインで購入することができません。
さらに、本つげの櫛は高価なので、きちんとお手入れができるか不安で踏み出せないなという方もいらっしゃると思います。
今回、上京してからずっとお世話になっている美容師さんに、手軽に購入できるおすすめの櫛を聞いてきましたので、ご紹介致しますね。
くしのみせ泉こちらのお店では、素材こそ「さつまつげ」を使用していないものの、つげ櫛職人さんの手仕事で作られた木櫛をお手軽な価格で購入することができるのだそう!
ぜひチェックしてみてくださいね。
自分に合ったアイテムで艶髪に
みなさんも、ぜひご自身に合うアイテムでヘアケアを実践してみてくださいね!
もちろん、最新技術が詰まったアイテムも良し、歴史あるアイテムも良し。
人それぞれ好みや、合う・合わないがあると思います。
私は昔ながらの天然素材が合う髪質なので、今回ご紹介したつげ櫛を愛用しています。
併せて、こちらも最近友人にリクエストして贈ってもらった「ヘアブラシ界のロールスロイス」こと、メイソンピアソンのヘアブラシも仲間入りしました。
こちらも近いうちにご紹介したいなと思っています。
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